学会提案 日常的な留学生支援を 「やさしい日本語」活用の効果発表
大学における留学生支援の人的不足解消には?これに日本人の学生全体で取り組むことを、大学行政管理学会(JUAM)にてメディア教育協会NIEs2.0の福田浩三代表理事が実践発表により提案した。
大学行政管理学会は、大学・短大の教職員や大学関係団体の職員が中心となり、プロフェッショナルとしての大学行政管理職員の確立を目指して1997年より活動する、会員数1172名(2025年7月1日現在)の専門組織である。2026年の定期総会・研究集会は同学会第30回を記念して、9月4日から6日までの3日間、神奈川大学みなとみらいキャンパス(横浜市西区みなとみらい4)にて行われ、研究発表は6日午後より16のテーマで行われた。福田代表理事は、「日本人学生の日常的な留学生支援を実現するための『やさしい日本語』活用に関する提案」をテーマに発表した。
「大学でもどうですか?新入生ガイダンスで日本人学生に留学生のことを知ってもらう、とても重要なことですよ。」発表の冒頭、聴者に語りかける代表理事。外国人留学生約40万8千人、そのうち大学院・大学・短大・高等専門学校のみでも約15万7千人(文科省2026年5月発表)であり、今後も増加の一途をたどる中、多文化共修の実現には必要な取り組みだ。その内容を20分間に凝縮しながらも、しっかりと説明した。
同研究集会は、他にも大学再編やDXパートナー設計、キャリア教育とリカレント教育など、様々な魅力的な発表が多数あり、また大学行政の内容とは異なり、教育実践内容である福田代表理事の発表聴者は聴者4名と決して多くなかった。しかし発表後には、「実践を行う事による、日本人学生の変容はどの様なものでしたか」などの質問があり、「国籍の違いという敷居が低くなると共に、学生は伝えたい内容をより相手に伝わるようにポイントを絞り話すようになった」と実践後の高校生の様子を回答した。
全国から450名の大学関係者が集まり行われた同学会で発表すること自体が、本法人の活動の原点である「萎縮することなく、まずはやってみよう」という考えに基づくものであり、大きな意味をもつものであった。「輪」と「和」と「話」による社会の繋がりを示したことで、本法人の学会発表は無事終了した。(福田)
