理学・農・環境・バイオ4つの違いとは 西舞鶴高校で模擬授業
京都駅からJRで2時間ほどかかる西舞鶴駅、そこから徒歩圏内にある京都府立西舞鶴高等学校で、2年生を対象とした進学ガイダンスが10月15日に行われた。生徒は自分の進路希望に添って、「国公立大学総合説明」「学部分野別模擬授業」「職業体験授業」「就職・公務員総合&職種説明」から2つを選び、そのガイダンスを受講した。メディア教育協会NIEs2.0の福田浩三代表理事も模擬授業を担当した。
学部分野別模擬授業は「文学・史学」「心理」「歯科衛生」など18講座が実施された。また、職業体験授業は「建築・インテリア」「IT・情報処理」「動物」など9講座が実施された。福田代表理事は学部分野別模擬授業の「理学・農・環境・バイオ」の模擬授業を担当した。1回目は11人、2回目は10人の生徒が模擬授業を受講した。
「EV車(電気自動車)とガソリン車どちらが環境に優しい?」そんな質問から授業は始まります。EV車・ガソリン車・どちらともいえない、の三択で挙手してもらいます。半分くらいの生徒がEV車に手を挙げます。どちらともいえないという意見もあります。では、何が正解なのか?「正解はありません。何に着目するかで答えは変わってきます」と話す福田代表理事。自動車の走行だけを考えれば、圧倒的にガソリン車の方が環境に優しい。しかし、車体やバッテリーの製造、モーターを動かす電気を作るのに二酸化炭素が排出される。「一部分だけを見るのではなく、製品のライフサイクル全体に目を向けて」「いろいろ疑ってみるところから始めよう!」研究のポイントを話す福田代表理事の言葉に、頷いたりメモを取ったりと、模擬授業に参加している生徒は皆真剣です。授業の中には「有機栽培」「スマート農業」など、聞き慣れているようで、案外高校生が知らない単語も出てきて、その説明にも力が入ります。理学・農学・環境学・バイオの違いについて、「4つの分野は互いに独立しているわけではなく、重なり合いながら研究を進めている」「同じテーマでも、4つの分野からいろいろなアプローチできる」ということを受講生とは模擬授業から学びました。
2回目の模擬授業終了は16:05、「7限目は週に2日位あるのかな?」と問う福田代表理事に、「いえ、週4日、水曜日以外は7限目があります」と返答する西舞鶴高校の生徒。よく学んでいる様子がうかがえます。模擬授業当日は木曜日なので、「明日は金曜日、あと一日頑張って」と言う福田代表理事に、「今週は土曜日がオープンハイスクールです」とにこやかに返答してくれる生徒たち。そんな姿に、素直に「進路に向かって、しっかり頑張って」とエールを送った。(福田)
