インタビュー取材のこつ学ぶ 西宮・浜脇中生が「友達新聞」づくり

 生徒同士が「趣味や将来の夢」をテーマにインタビューし合い、「友達新聞」にまとめる出前授業が6月1~2日、西宮市宮前町3の浜脇中学校であった。2年生計53人が、メディア教育協会NIEs2.0の三好正文理事からインタビュー取材と紙面製作のこつを聞き、実際に取材から紙面製作までをおこなって新聞を完成させた。

 インタビュー取材はその人だけの体験や本音、専門知識を聞き出して記事にする。「友達新聞」づくりは取材して友達の魅力を発掘する。逆にインタビューされることで、自分を見つめ直す。何よりもお互いを深く知って友情をはぐくむことが大切だ。

三好理事は神戸新聞記者だったときの体験を紹介し、「通常は取材時間が短いときもあり、下調べが欠かせない。それは相手に対する礼儀でもある」と強調。「それでも、段取りを決めすぎると記事がつまらなくなる。事前に考える質問の柱は3つ。もしかすると、もう会うことのない人かもしれない。一期一会を大切に、会話を楽しみ、話を広げていきたい」と話した。

あわせて写真の撮り方では、連写し、動きのある写真をおさえる▽関連のあるものを写しこむ(相手の趣味が読書なら図書室で撮る、など)▽上から撮ると感情に訴えかける感じ、下から撮るとどっしりと落ち着いた雰囲気になる――などとアドバイスした。

記事の書き方では「書き出しで話の流れが決まる」「意外な発言や記事の核心を織り込むと、続きが読みたくなる」、見出しの付け方では、「その人の印象的な言葉が見出しになる」「『趣味はピアノ』より『ショパンに恋して』の方が読者の興味を引く。言葉選びに時間を割きたい」と話した。

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実際のインタビューで生徒たちがあげた趣味は読書やピアノ演奏、ゲーム、編み物、世界各国について調べること、御朱印集め、釣りなど、将来の夢はアスリートや幼稚園の先生、ヒップホップダンサーなど。和気あいあいと取材が進んだ。

取材後、生徒たちはそれぞれタブレット上やB4判の用紙に記事を書き、写真を貼り付け、見出しを付けてつくり上げ、それぞれの「友達新聞」を紹介した。生徒からは「友達の新たな一面を知ることができた」「名前も知らなかった相手としっかり話ができた」「自分もがんばろうと思った」などの感想が聞かれた。

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出前授業は、兵庫の公立中2年生が地域の事業所などで仕事を体験する「トライやる・ウィーク」の一環。三好理事は「多様な学びが未来の選択肢の幅を広げる。そして、いつか自分だけの夢を、自分だけの『正解』を見つけてほしい」と生徒たちにエールを送った。

[写真説明1]インタビュー取材で話を聞いたり、写真を撮影したりする生徒たち=6月1日、いずれも浜脇中学校

[写真説明2]インタビューした内容を記事にまとめる生徒たち=6月2日

生徒感想