「農」を通じたSDGs体験 取材や新聞製作のノウハウ学ぶ 神戸・滝川中1年

 滝川中学校(神戸市須磨区宝田町2)の1年生171人が5月29日、淡路島にある体験型農場などで農業とSDGについて学び、後日、その成果を班ごとに新聞にまとめる。SDGsの意義や取材の仕方、記事の書き方を学ぶ出前授業が5月21日、同校であり、メディア教育協会NIEs2.0の三好正文理事が講師を務めた。

 SDGsは国連が定めた持続可能な開発目標。生徒たちは淡路市にある体験型農場「タネノチカラ」で自然循環や農の営みに触れ、同市野島常盤の農場でタマネギの収穫を体験。「農」を通じたSDGsや食の大切さについて考える。

 授業で三好理事は「SDGsが目標に掲げる『陸の豊かさ』を守るにはどう行動したらいいか、淡路島で考えよう」と呼びかけた。

取材のポイントでは、テーマを意識しながら取材を進める▽取材メモには情景描写や自分が感じたことも書く▽インタビューは具体的に聞く、変化を聞く、比較して聞く▽写真にはテーマに沿ったものをいろいろ入れる――などとアドバイスした。

 記事の書き方や新聞製作のポイントとしては、書き出す前に仮見出しを考える▽同じ話題は同じ段落に入れる▽見出しは「問い」ではなく「答え」を書く▽レイアウトはメリハリとバランスが大切――などを伝えた。

 三好理事は「SDGsの目標達成に向け、世界に危機的な飢餓状態にある人はどのくらいいるか、日本のジェンダー平等は何が遅れているかを知る。多文化共生の実現の第一歩として、イスラム教徒の児童が学校給食を食べられないのはなぜかを知る。まず、知ろうとする姿勢が大事」と話した。

「達成期限の2030年まで4年しかないが、SDGsは私たちが望む未来の基本であり続ける。そして、意識して努力すれば少しずつ状況は改善する。諦めずに取り組むことが大切」と強調した。

[写真説明]淡路島の農場で何を体験したいか、30字にまとめる生徒たち=滝川中学校

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