【取材】より深く繋がろう 兵庫県在日外国人高校生交流会

 兵庫県神戸市中央区にあるJICA関西において、7月19日に第69回兵庫県在日外国人高校生交流会(主催:多文化研/兵庫県外教)が行われ、県内22名の中高校生がゲームや学習会など一日の交流を行った。同会は実施内容も含め生徒が中心となり行った。メディア教育協会NIEs2.0代表理事の福田浩三も同交流会に参加し、その様子を取材した。

同会は10時30分に開始され、まずは参加者の自己紹介(名前・学校名・ルーツ・趣味)が行われた。「趣味は…あれ?」と戸惑う参加者に、「今日から(新しく)趣味にしたらええやん」とフォローを入れる別の参加者、一人の自己紹介が終わるごとに皆の拍手が入る。参加者のルーツは、日本だけでなくネパール・フィリピン・アフガニスタン・パキスタン・中国など様々だ。

 自己紹介後、2階ブリーフィングルームへ移動し、投壺(とうこ)やターラーターラ-など、民族にまつわるゲームを参加者で行い交流を深めた後、昼食として各自が希望する民族食を館内レストランで取った。

 午後の部では、山本紀子氏(兵庫県外教)による講義が行われ、参加者は自身のアイデンティティーや在留資格について考えた。その後、3班に分かれての班別討論が行われ、「自分が外国に行ったとき、英語の会話も早いし、緊張してどうしたらよいか」など、各自が普段口にできない本音について語った。

 16時、参加者は一つの大きな輪になり、「これからの自分」「今日の感想」などを互いにシェアした。「ネットの情報を鵜呑みにするのはいけない」「国際交流のイベントは、やはり偉大だと思いました」など、様々な意見が出された。また、同会の進行を見守る先生からは、「最初ぎこちなかった皆さんがだんだん笑顔になり、心の解放を感じました。」など率直な感想が得られた。

 最後に8月8日~9日に大阪で行われる同全国大会の案内と感想レポート作成により、17時過ぎに同会は閉会した。誰しもが多文化共生を考えるためにも、同会は非常に有意義なものであったことが、閉会後の参加者の笑顔からも見て取れるものであった。(福田)

[写真説明1] 投壺を楽しむ参加者

[写真説明2] 同会を進行する高校生

[写真説明3] 判別討論を行う参加者