できたよ、夏休み新聞 神戸・東灘図書館で親子新聞教室

 夏休みのイチオシニュースを紙面にまとめる親子新聞教室が9月27日、神戸市東灘区住吉東町2の東灘図書館であり、小学1、2年生2人とそれぞれのお母さん計4人が参加した。メディア教育協会NIEs2.0の三好正文理事が講師を務めた。近くの野寄公園で弟と遊んだ、家族4人で韓国・仁川広域市を訪れた――。季節が移ろう中、それぞれの夏の思い出が新聞になった。

 まず、三好理事が強調したのは、記事を書くときは、「5W1H」を押さえること(大事なのは「どのように楽しかったか」を書くこと)。教室では、2人にトップ記事にしたい話題の5W1Hを書いてもらった。五感で感じたディテール(細かいこと)を書くことも大切だ。たとえば、歩き疲れたときのふくらはぎの痛み、たとえば、風のにおい、水の冷たさ――。

 よい見出しは読者を引きつける。見出しを付けるポイントは、メインの見出しは一番言いたいことを書く、数字などを具体的に書く――など。三好理事は他の図書館の新聞教室で、海釣りに熱中する小2児童が付けた見出しを紹介した。「つったよ、55㎝」。数字から喜びが伝わってくる。

 レイアウトはトップ記事が大きく見えるよう、大きな見出しを上の方に置こう。見出しは、その記事にふさわしい字体や色を考えよう、と呼びかけた。

写真をどんな大きさにして、どの位置に置くかも紙面のできを左右する。三好理事は「写真は文字の100倍くらい中身が伝わる」と話した。2人は持参した数枚からトップニュースの写真を決め、図書館の人に拡大してもらった。

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 さあ、新聞づくり――。2人とも写真を貼り付け、記憶をたどって記事の内容を考え、見出しを付けて新聞を仕上げていった。お母さんがバックアップした。

 小2児童は野寄公園で弟といっしょに木の枝を集め、家をつくった。見出しは「ぼくのせより高い家ができた」。家の大きさがよくわかる。小1児童の韓国旅行のイチオシニュースは、ユッケがおいしかったことという。だから、見出しは赤で「プニプニのユッケ」。おなかがなりそうだ。

2人はできあがった新聞を紹介し合って、暑かった、でも楽しかった夏休みをふりかえった。2人が過ごした2026年の夏は二度と来ない。それぞれ新聞にまとめたことで、少年時代の記憶はかけがえのない結晶となる。

[写真説明]新聞づくりに挑戦する小学生たち=東灘図書館