夏休みの思い出を新聞に 児童15人に作り方指導 明石の図書館

 夏休みの思い出を新聞にまとめよう――。小学生が新聞づくりに取り組む「新聞の研究室」が8月6日、あかし市民図書館(明石市大明石町1)と明石市立西部図書館(同市魚住町中尾)であり、小学3~6年の計15人が参加した。メディア教育協会NIEs2.0の三好正文理事が講師を務めた。

記事の書き方は「5W1H」を押さえ、前文に結論を書く「逆三角形スタイル」にすると分かりやすい。その上で、三好理事は「『楽しかった』ではなく、『なぜ、どのように楽しかったか』を書こう」「風のにおいや花火の音、ヒリヒリする暑さなど、五感で感じたディテール(細かいこと)を書こう」と呼びかけた。

 見出しも大切だ。よい見出しが読者を引きつける。三好理事は「見出しは『究極の要約』」と強調。メインに一番言いたいことを書く▽問いではなく、答えを書く▽数字など具体的に書く、などをポイントとして挙げた。

「文字の大きさやかたち、色も大切」と話した。例えば、咲き誇るヒマワリ畑の記事なら、黒や細い字の見出しではなく、濃い緑や太い字の方が「夏」が伝わる。

 トップ記事を大きく扱うなど、レイアウトの要点も説明。「記事や写真を詰めこみすぎず、ほどよい量にすると読みやすい」と話した。

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さあ、新聞づくり――。子どもたちは記憶をたどりながら記事を書いていった。トップ記事には、持ち寄った写真を拡大コピーしてもらって貼り付け、目立つようにした。

大阪や名古屋への小旅行、昼の東京スカイツリーと夜の東京タワーに行った、博物館を見学した、映画「マイケル」にはまっている、大好きな「ちいかわ」のこと、自分の成長を見つめた記事――。テーマもバラエティーに富んだ。

写真が目を引いた。豊岡・竹野浜の海はどこまでも青く、神鍋高原の風穴からは涼風が吹いてくる。小豆島で流しそうめんを食べる自身の写真を切り抜いて貼るなど、工夫も凝らした。

徳島で見た、ブルーインパルスの編隊飛行についてまとめた記事の見出しは「マッハ0.9で青空を飛ぶ」。子どもたちの興味や感動が凝縮された力作がそろった。

明石市立大久保南小3年の堀田聡史郎さん(8)は、HAT神戸でフィギュアスケートの坂本花織選手からスケートの指導を受けたことを記事にした。「大好きな坂本選手に感謝の気持ちをこめて新聞にまとめた」と笑顔をみせた。

同市立錦浦小3年の友藤愛羽(いとは)さん(8)は仲よしの3家族14人で日本のヘソ公園(西脇市)でキャンプした思い出を紙面化した。「折り紙でつくった商品が並ぶ商店街を開いた。お父さんやお母さんに買いにきてもらったよ」と楽しそうに話した。

[写真説明1]思い思いの新聞をつくる子どもたち=あかし市民図書館

[写真説明2]思い出の写真を貼りつける=明石市立西部図書館

[写真説明3]完成間近。紙面から写真がはみ出す力作だ=明石市立西部図書館